FX取引では、スプレッドも実質的なコストになります。
スプレッドが広い通貨ペアでは、スワップポイントを受け取っていても、最初のコストを回収するまでにある程度の日数がかかります。
この記事では、トルコリラ円・メキシコペソ円・南アフリカランド円・ハンガリーフォリント円を例に、スワップポイントでスプレッド分を何日で回収できるかを計算してみます。
なお、この記事で使っているスプレッドやスワップポイントは一例です。実際の数値はFX会社・通貨ペア・時期等によって変動するため、取引前には利用するFX会社の公式ページや取引画面で最新情報を確認してください。
トルコリラ円の場合
トルコリラ円を以下の条件で取引する場合、スプレッド分を回収するまでの日数は6日です。
| 項目 | 条件・結果 |
|---|---|
| スプレッド | 1.5銭 |
| 1万通貨あたりのスワップポイント | 25円 / 日 |
| 取引数量 | 1万通貨 |
| スプレッドコスト | 150円 |
| 回収日数 | 6日 |
0.015円 × 10,000通貨 = 150円
150円 ÷ 25円 = 6日
この条件では、トルコリラ円は約6日分のスワップポイントでスプレッド分を回収できる計算です。
ただし、実際には為替レートは常に変動します。
スワップポイントで元が取れるように見えても、トルコリラ円が下落すれば為替差損が発生する点には注意が必要です。
なおスプレッドコストとスワップポイントはどちらも取引数量に比例するため、同じ条件であれば、取引数量が増えても回収日数は基本的に変わりません。
メキシコペソ円の場合
メキシコペソ円を以下の条件で取引する場合、スプレッド分を回収するまでの日数は約2日です。
| 項目 | 条件・結果 |
|---|---|
| スプレッド | 0.2銭 |
| 1万通貨あたりのスワップポイント | 14円 / 日 |
| 取引数量 | 1万通貨 |
| スプレッドコスト | 20円 |
| 回収日数 | 約2日 |
0.002円 × 10,000通貨 = 20円
20円 ÷ 14円 = 約1.43日
この条件では、メキシコペソ円は約2日分のスワップポイントでスプレッド分を回収できる計算です。
南アフリカランド円の場合
南アフリカランド円を以下の条件で取引する場合、スプレッド分を回収するまでの日数は約3日です。
| 項目 | 条件・結果 |
|---|---|
| スプレッド | 0.3銭 |
| 1万通貨あたりのスワップポイント | 13円 / 日 |
| 取引数量 | 1万通貨 |
| スプレッドコスト | 30円 |
| 回収日数 | 約3日 |
0.003円 × 10,000通貨 = 30円
30円 ÷ 13円 = 約2.31日
この条件では、南アフリカランド円は約3日分のスワップポイントでスプレッド分を回収できる計算です。
ハンガリーフォリント円の場合
ハンガリーフォリント円を以下の条件で取引する場合、スプレッド分を回収するまでの日数は約38日です。
| 項目 | 条件・結果 |
|---|---|
| スプレッド | 0.6銭 |
| スワップポイント | 16円 / 日(10万通貨あたり) |
| 取引数量 | 10万通貨 |
| スプレッドコスト | 600円 |
| 回収日数 | 約38日 |
0.006円 × 100,000通貨 = 600円
600円 ÷ 16円 = 37.5日
この条件では、ハンガリーフォリント円は約38日分のスワップポイントでスプレッド分を回収できる計算です。
スプレッド回収日数シミュレーター
この計算機では、スプレッド・スワップポイント・取引数量を入力することで、スプレッド分を何日分のスワップポイントで回収できるかを試算できます。
なお、実際のスプレッドやスワップポイントは日々変動します。 また、為替レートが下落した場合は、スワップポイントを受け取っていても為替差損が発生する可能性があります。
※この計算機はクロス円通貨ペアで利用できます。(トルコリラ円・メキシコペソ円・南アフリカランド円・ハンガリーフォリント円など)
一方、ユーロドルなどの外貨同士の通貨ペアでは、円換算が必要になるため、この計算機では正確に計算できません。
※FX会社・通貨ペアによっては、公式ページに「10万通貨あたりのスワップポイント」が記載されている場合があります。入力する際は、「1万通貨あたり」の金額に換算してから入力してください。



